内容説明
リクルート事件、消費税、原発、天皇問題…無秩序・無節操な過剰報道に終始するマスコミ世論の荒廃を質し、言論における真の平衡感覚を求めた、『批評する精神』好評第2弾。
目次
「責任なき責任論」を排す―リクルート報道にみるマスコミの荒廃
法律と道義―リクルート報道への疑問
道義の大合唱―リクルート報道の責任問題
国際摩擦の本質
お化けの時代
不況のすすめ
「正しすぎる」日本人
レトロブーム論
大衆化された哲学
日中関係の歴史的困難
三島由紀夫の自死について
ポスト・モダンの挫折
倒錯としての保守
進歩主義の迷妄
相対主義の悪夢
民主主義の誤謬〔ほか〕