内容説明
犠牲者を効果的に焼く薪の数から全身肉削ぎの手順、死刑執行人の「処刑手引き書」まで、“あらゆる処刑を調べ尽くした男”がはじめて明らかにした苛酷な世界。
目次
圧殺
油で焼く
生き埋め
生きたままゆでる
石を投げつける
馬で裂く
大釜
斧
火刑
餓死〔ほか〕
著者等紹介
アボット,ジェフリー[アボット,ジェフリー][Abbott,Geoffrey]
1939年にエンジン技師として英国空軍に入隊し、諸国で従軍後NATO勤務。除隊後にロンドン塔の守衛をつとめ、現在はケンドル市市長の職杖者兼作家
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感想・レビュー
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ルナティック
3
図説が殆ど無いので、どうよ?と思いながら読むと・・アラアラ、文章で懇切丁寧に説明しているので、驚きの読み応え!著者は英国の方なので、英国について結構丁寧な所が好感触。フランスのサンソン家は有名だが、英国も負けてはいない。絞首刑の章では、英国歴代執行人の話があり、気持ちが前のめりになるほど夢中で読んだ。私の知らない死刑拷問もあり、これまたお得感満載。日本の切腹は死刑だよねぇ(自殺ではない)ギリシア・ローマ時代からあり、人はどこまで残酷に創意工夫するのかが見て取れる。文字ばっかりで、御馳走様!って本だが大満足2014/07/31
まこちゃん
0
紀元前から現代に至るまでの拷問と処刑の方法について、辞典形式により著述されたものです。処刑や拷問の是非には触れず、あくまで読み手が判断するもの、としたところが印象に残った。2015/07/21