出版社内容情報
ハタハタずし・しょっつる・いぶり大根・各種貝焼(カヤキ)鍋など、自然の要求と人間の要求が一致した発酵食文化の粋・秋田の食事を、農耕・漁労の営みと共に描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FOTD
3
毎年のように東北旅行に行くようになって、食べ物にも興味が出てきた。それで手にしたこの本である。秋田と言っても大きいから、いくつかの地域に分けて(県央男鹿、八郎潟、県南横手盆地、県北鹿角、米代川流域、奥羽山系、鳥海山麓由利、etc)料理が記載されている。料理の知識が増える。例えば「がっこ」というのは、漬物っていう意味。「いぶりがっこ」っていうのは、いぶされた漬物ってことかぁ! なるほど〜。「しょっつる」ってのは調味料だったのか! なるほど〜。味覚ってのは伝承されなければならないと思う今日この頃。2018/08/16
秋田の読書会「あなたと推し本」(二代目)
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読書会にて紹介された本。全集(シリーズ)の第5巻。昭和中期の食生活を中心に地方の個性あふれる食卓が目に浮かんできます。2024/11/10