内容説明
中央アジア…ウズベキスタン共和国、カザフスタン共和国、クルグズ共和国、タジキスタン共和国およびトルクメニスタン。新生独立国家としての自立と経済的豊かさへの道を懸命に模索している中央アジア諸国の現状を克明かつ立体的に描く。
目次
中央アジアの眺望:歴史と地域
第1部 政治編―独立国家建設の試練(ソ連時代の共和国政治:共産党体制と民族エリートの成長;政治制度と政治体制:大統領制と権威主義;民族と政治:国家の「民族化」と変化する民族間関係;宗教と政治:イスラーム復興と世俗主義の調和を求めて ほか)
第2部 経済編―計画から市場へ(ソ連時代の共和国経済:計画経済体制下の中央アジア地域開発;市場経済移行とマクロ経済実績:分極化する経済システム;農業改革:市場システム形成の実際;環境問題:「負の遺産」と市場経済化のはざまで ほか)
著者等紹介
岩崎一郎[イワサキイチロウ]
1966年生まれ。一橋大学経済研究所助教授。専攻は移行経済論・経済制度論
宇山智彦[ウヤマトモヒコ]
1967年生まれ。北海道大学スラブ研究センター助教授。専攻は中央アジア近現代史・比較政治
小松久男[コマツヒサオ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は中央アジア近現代史
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