目次
1章 港が好き、駅が好き(さくら・さくら;雨が降ってる;のんびりしているのが性に合う;とつじょ江ノ電にのりたくなり ほか)
2章 思い出を紡ぎながら(小倉でたべた河隊;港町フリマントル;十年越しの東京湾ぐるり旅;海峡の橋をわたって ほか)
著者等紹介
田中小実昌[タナカコミマサ]
1925(大正14)年、東京生まれ、父は牧師だった。旧制福岡高校を繰上げ卒業後、応召。兵隊として中国大陸を転戦。氷川丸で復員し、東京大学哲学科に入学したものの、中退。米軍将校クラブのバーテンダー、テキヤ、ストリップ劇場の演出助手など、各種の職業を経験。チャンドラー、ブラウンなどミステリーの翻訳を数多く手がける一方、1971(昭和46)年、『自動巻時計の一日』で作家としてデビュー。1979(昭和54)年『浪曲師朝日丸の話』『ミミのこと』で直木賞受賞。同年『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞を受賞した。その後も、『アメン父』『カント節』など人生の悲哀をユーモラスな筆致で描いた小説、エッセイや、『コミさんほのぼの路線バスの旅』などバス旅の紀行を数々発表してきたが、2000(平成12)年2月26日、旅行先のロサンゼルスで死去した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RYOyan
15
路線バスで出掛ける旅の良さ。それがちょっとわかる。生活の隅々までカバーしている路線バス。お客さんを観察してるところが面白い。僕は普段は車で走ってる日常の道をたまにバスに乗ってみる。そうするとそこに生活の足として様々な事情を抱えてバスに乗っている人たちと出会う。それが社会を知ることだと思うんだ。2017/01/08
7kichi
0
時間に追われず、あくせくしない、こんな旅に憧れる。2014/08/16
hf
0
ぜんぜんおぼえていない。もう一度読んでみよう(20200517)2014/09/28
でろり~ん
0
追悼出版、なんでしょうかね。絶筆、というのが響きましたです。もう20年も経ってしまっていることにも驚きました。にしても、L・Aで死んでいたんですねえ。知らなかった。路線バスが好きって、へええ面白いなあと思いました。個人的には苦手な乗り物ですが、これで読むと楽しそう。ただバスに乗ってましたってだけの、なんだか無理矢理な企画もあったりして、そこもまた著者独特のヴォイスで語ってくれていて、にこっとしてしまう一冊でした。最後の2編は紀行ものじゃないし、内容も少しヨレヨレなところも感じたけれど、とても好かったです。2020/04/05
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