出版社内容情報
《内容》 白血病の最新の医学・医療とそれに伴う看護をわかりやすく解説した実践書．改訂第2版発行以来7年が経過し，その間における最新知見をとりいれるとともに，看護の項は全面的に改訂．移植時の看護では「小児」を追加し，「治験時の看護の役割」についても新たに加えた．付録の「標準看護計画」も全面的に改訂．白血病の第一線の治療・看護が，具体的に手にとるようにわかる．
《目次》
【内容目次】
１．白血病の種類（病型）
Ａ．急性骨髄性（非リンパ性）白血病
Ｂ．急性リンパ性白血病
Ｃ．骨髄異形成症候群（MDS）
Ｄ．慢性白血病
２．白血病の治療理念
３．治療の前に：病名告知とインフォームド・コンセント
４．急性白血病の治療
Ａ．抗白血病薬の種類と副作用
Ｂ．急性非リンパ性白血病の寛解導入療法
Ｃ．急性非リンパ性白血病の寛解中の治療法
Ｄ．急性リンパ性白血病の寛解導入療法
Ｅ．急性リンパ性白血病の寛解中の治療法
Ｆ．治療中のアクシデントとその対策
Ｇ．完全寛解後の治療とその中止時期
５．慢性白血病の治療
Ａ．慢性骨髄性白血病の治療
Ｂ．急性転化時の化学療法
Ｃ．慢性リンパ性白血病の治療
Ｄ．成人T細胞白血病の治療
Ｅ．毛髪細胞白血病の治療
６．白血病と感染症
Ａ．白血病における感染症発症の影響
Ｂ．急性白血病導入療法中の感染予防
Ｃ．輸血について
７．白血病と出血：急性白血病治療中の出血傾向
８．白血病寛解導入療法中の看護
Ａ．看護のポイント
Ｂ．インフォームド・コンセント時の看護
Ｃ．化学療法の副作用と看護
Ｄ．静脈注射時の注意
Ｅ．感染予防
Ｆ．感染時の看護
Ｇ．出血予防と出血時の看護
Ｈ．貧血時の看護
Ｉ．退院指導
９．造血幹細胞移植
Ａ．造血幹細胞移植の種類と方法
Ｂ．同種骨髄移植
Ｃ．自家骨髄移植
Ｄ．末梢血幹細胞移植
Ｅ．Allogeneicの末梢血幹細胞移植
Ｆ．同種骨髄・自家骨髄移植および末梢血幹細胞移植の成績
Ｇ．骨髄バンクによる非血縁骨髄移植
10．成人の造血幹細胞移植時の看護
Ａ．看護のポイント
Ｂ．前処置までの看護
Ｃ．移植前日・当日の看護
Ｄ．無菌室入室中（Bレベル）の看護
Ｅ．退院指導
Ｆ．骨髄採取術を受ける患者の看護
11．小児の造血幹細胞移植時の看護
Ａ．小児の白血病
Ｂ．小児の造血幹細胞移植
Ｃ．看護の実際
12．治験時の看護の役割
13．白血病の再発
14．白血病の長期生存
■付録１．標準看護計画
Ａ．エンドキサン大量療法
Ｂ．悪心．嘔吐
Ｃ．口腔粘膜の異常
Ｄ．肛門粘膜の異常
Ｅ．高体温
Ｆ．感染予防
Ｇ．骨髄移植に対する知識
Ｈ．骨髄移植後の合併症
Ｉ．骨髄移植時のリハビリテーション
■付録２．主な略語一覧
■付録３．無菌室へ入る患者用のパンフレット
・無菌室で治療を受けられる患者・ご家族の方へ(1)
・無菌室で治療を受けられる患者・ご家族の方へ(2)
・面会について／物品の搬入について
・移植後から退院までの経過
・無菌室での過ごし方
・個室（アイソレーター使用中）での過ごし方／一般病室（４床室）での過ごし方
・腹式呼吸法
・臥位でできる運動
・坐位でできる運動
・立位でできる運動
・吐き気を軽減するツボ
内容説明
本書では、白血病患者の診療に従事する看護婦を対象として、白血病の治療と補助療法についてその効果を中心にまとめた。改訂第３版では、小児編を追加した。
目次
白血病の種類（病型）
白血病の治療理念
治療の前に：病名告知とインフォームド・コンセント
急性白血病の治療
慢性白血病の治療
白血病と感染症
白血病と出血：急性白血病治療中の出血傾向
白血病寛解導入療法中の看護
造血幹細胞移植
成人の造血幹細胞移植時の看護
小児の造血幹細胞移植時の看護
治験時の看護の役割
白血病の再発
白血病の長期生存
著者等紹介
正岡徹［マサオカトオル］
１９５７年大阪大学医学部卒業。１９５７年同大学第二内科入局。１９６１年大阪府立成人病センター病院。１９６９～７０年ベルリン自由大学留学。１９７８年同病院内科部長。１９９６年同病院院長。１９８３～８７年厚生省骨髄移植研究班班長。１９９８年同病院顧問。日本血液学会会長、日本感染症学会会長
和歌恵美子［ワカエミコ］
１９７１年国立善通寺病院附属高等看護学院卒業。１９７４年大阪府立成人病センター病院。１９７８年同病院附属高等看護学院。１９９０年大阪府立成人病センター病院。１９９２年同病院婦長。２００１年同病院看護副部長
内藤恵子［ナイトウケイコ］
１９７２年大阪府立公衆衛生学院卒業。１９７２年大阪府立病院。１９８９年大阪府立母子総合医療センター。２００２年大阪府立成人病センター病院看護長。２００３年大阪府立母子総合医療センター看護長
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