出版社内容情報
イギリス本土の外に出て広範囲に働いた最初のスピットファイア発達型、MkVは、北アフリカの砂漠で、地中海で、またオーストラリア北岸沖の広大なインド洋の上空で、枢軸軍と戦った。新しい世代の戦闘機にはしばしば性能的に圧倒されたものの、マラン、タック、ジョンソン、バーリング等の技量を備えたパイロットに操縦されることによって、優秀な戦闘機になった。スピットファイアVの改良過程についての広範な調査データと写真を掲載しながら、デューク中尉の自伝を紹介。
内容説明
北アフリカの砂漠で、地中海で、また豪州の北岸沖で、そして広大なインド洋の上空で、枢軸軍と戦ったスピットファイアMk5。メッサーシュミットの新型が、宿敵フォッケウルフが新しいエンジンを搭載したスピットファイアに襲いかかる。北アフリカの砂漠で、地中海で、インド洋上空で枢軸軍と戦ったスピットファイア中期型の物語。
目次
1章 一時しのぎ
2章 品種改良
3章 北西ヨーロッパでの戦い
4章 マルタ島攻防戦
5章 あるマルタ島エースの戦術
6章 北アフリカ
7章 はるかなる戦場で
8章 スピットファイア5型の高位エース
著者等紹介
プライス,アルフレッド[プライス,アルフレッド][Price,Alfred]
イギリス空軍士官時代に電子戦専門家として飛行時間約4000時間の実績を残して退役。以後、著述に専念、Instruments of Darkness、Battle of Britain:The Hardest Day、Battle over the Reich、Blitz on Britainなど、著書は約40冊に及び、世界的に著名な航空戦史研究家のひとりである。ラフバラ大学から歴史学でPh.D.を取得。王立歴史学協会特別会員
柄沢英一郎[カラサワエイイチロウ]
1939年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。朝日新聞社入社、『週刊朝日』『科学朝日』各編集部員、『世界の翼』編集長、『朝日文庫』編集長などを経て1999年退職、帰農
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