出版社内容情報
戦前から太平洋戦争終結ま での帝国陸海軍の軍装を、 礼装から戦闘装備、戦車兵、航空兵、陸軍刑務所の監守や極地用装備に至るまで精密なカラーイラストと線 画で完全再現した。ビジュアルな旧日本軍軍装研究書の決定版。
目次
陸軍(将校―正装、礼装;将校―軍装、略装;下士官・兵―軍装;特殊勤務被服、作業衣、運動衣;防毒衣、看護衣、患者衣;近衛兵;憲兵、法務兵、軍楽兵;戦車兵、騎兵、工兵、輜重兵;飛行兵、挺進兵、船舶兵)
海軍(将校―正装、礼装、通常礼装;下士官・兵;特殊勤務被服;軍楽兵、法務兵、学生)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
10
大日本帝国陸海軍の服装ー「軍装」の本。序にも書かれているが、写真ではなく絵だからこそ詳細がよくわかる。時代考証本として貴重な作品。ちょっと気になる服の着方の部分が分かるかなと思って開いてみたら、詳細に書かれておりよくわかった。映像作家でもない私がその詳細を知ったところで、ただ知識欲のための知識にしかならないのだが。(苦笑)2016/06/13
nnpusnsn1945
4
軍事考証におすすめできる本である。私は戦争映画がどの思想側にせよ、考証がしっかりしているととりあえず高評価してしまうタイプである。資料館にある軍服がどれか特定するのに大いに役に立つ。2020/10/09
鬼喜來のさっと
2
毎年、終戦記念日が近くなると、ジャンルを問わず太平洋戦争関連のマンガが掲載されるようになるのは日本の風物詩であるが、女性作家さんだと特に関心が薄いのか、旧日本軍関連の軍装があまりにも無茶苦茶で、読んでいて興を削がれることがある。正確に描いてとは言わないが、せめてネットの画像や、この本を参考に画いてくれたらとは思うのだが…(-_-;)