競走馬の文化史―優駿になれなかった馬たちへ

競走馬の文化史―優駿になれなかった馬たちへ

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480872739
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0075

内容説明

馬と人との関係史を丹念に掘り起こし、その新たな可能性を模索する、すべての競馬ファン必読のリポート。

目次

序 競馬との出会い
第1章 競馬の時代
第2章 つくられた馬たち
第3章 淘汰の思想
第4章 馬のいる場所

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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20
光の当たるところには必ず影がある。光が強ければ闇も深くなる。華やかな世界の裏側にさまざまな闇があることは皆知っているが、競馬の世界も例外ではない。悲しいのはサラブレッドは自ら望んでその世界に飛び込んだわけではないこと。知らずにいることを無責任とも思わないが、競馬が好きなら知っていてもよい内容だろう。この本の発行から25年以上経過しているが、少しは良くなっているのだろうか?いずれ調べてみたいと思う。2022/08/29

コウみん

2
現代日本での競馬はどんなものだったのか。 そして、競走馬は日本人とってどんな存在だったのか。 いつの間にか競馬が日本の国民スポーツになったのか馬についての話を全部教えてくれた一冊。 2019/04/22

ソロン

1
競走馬としてターフを去る馬はその後どうなるのか。活躍した馬もそうでない馬も、天寿を全うできる保証はない。馬にとって何が幸せなのか私たち人間には分かりようもないが、現実を知るということが私たちにできること、という言葉には大いに納得した。競馬ファンには是非読んでほしい一冊。2022/08/22

大塚みなみ

0
サラブレッドが生きていくためには人間との密な関わり合いが要求される。そこに感情的な繋がりが生じることは避けがたい。と同時に、サラブレッドは淘汰を前提にした品種でもある。馬の「処分」の問題は、競馬と真摯に向き合うためには避けて通れないはずだが、大多数の競馬ファンは目をそらしている。この件に関する必読書のひとつ。2019/04/12

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