内容説明
9・11の同時多発テロは世界の仕組みを大きく変えた。アメリカの単独行動主義の結果、国際規範は権威を失い、国際法秩序は崩壊の危機に瀕している。そしてアメリカ国内でも、対テロ戦争の「戦時下」にあるとの理由で、憲法に保障された自由は制限され、国民への監視は強められつつある。「文明」の内部に生息する「野蛮」は世界の秩序をどう変えようとしているのだろうか。アメリカニズムの来歴と新たな現象を分析し、その未来を占う。
目次
第1章 9・11の衝撃―「文明」とは何か
第2章 「帝国化」するアメリカ
第3章 自由と民主主義の帝国
第4章 「アメリカニズム」の変容
第5章 ニヒリズムとしての「アメリカニズム」
著者等紹介
佐伯啓思[サエキケイシ]
1949年奈良県生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、京都大学大学院人間環境学部教授。著書に『隠された思考』(筑摩書房、サントリー学芸賞)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、読売論壇賞)などがある
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