ちくま文庫<br> 明治不可思議堂

ちくま文庫
明治不可思議堂

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  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480033741
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

内容説明

千里眼、義侠娼婦、芦原将軍、女相撲…。明治ってホントに不思議だ。60数篇のエピソードと貴重な写真で綴る、教科書が教えてくれなかった明治という時代。

目次

早稲田大学校歌秘話
美人コンテストと乃木大将
明治男のオリンピック
千里眼と念写
幻の『社会主義詩集』
野球害毒論と新渡戸稲造
白瀬南極探検の真相
嗚呼!殉国の勇士
ふたりの無銭探検家
軍艦消失事件〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

豆茶

5
昔、「坂の上の雲」に大ハマリした時に関連資料をあれこれ集め、明治時代の空気にどっぷり浸ったことがあるので、何だか懐かしさが…しかし、語られるエピソード濃いな~。新時代の高揚感が伝わります(もちろん、『明』だけではないけれど)。今よりはるかに未知のものであった海外に渡った人が(官による留学とか以外でも)多いのも意外で。明治人というのは男も女も、肚の座り方がハンパじゃないわと。大国相手の戦争に〈国家〉ができて僅か三十数年の小さな島国が勝てたのは、その覚悟による力も大きかったのかな、そんな事もふと思いました。2018/01/22

猫之助

2
一言で言えば、やっぱり明治時代って面白い! なかなか思いつかない発想が物凄く面白いし、一つ一つのエピソードに「やってやろうじゃないか!」という気概が伝わってくるようで、読んでいて元気になれます。西洋の文化を取り入れても、日本風にしてしまうところとか見て、「日本だって、負けてられん!」じゃなく「日本だって、負けておらん!」な気持ちだったんだろうなあ。作者の明治への愛情と、愛情をこめつつも一歩引いた現代人の視点が入り混じった著者の語り口が凄く魅力的!

iwasabi47

1
以前読んだ同著者本と被るところあるが、読みやすいコラム記事で明治の雰囲気の一端は味わえたかな。2023/05/19

朝吹龍一朗

1
薩摩琵琶の名手で、初代の陸軍軍楽長の名前が四元義豊さんだそうで、音楽関係の友人に四元さんという方がいるのだけれど、ご祖先かな。なんてことを思いながら明治時代の面白話を著者一流の博識で縦横無尽に語る。2013/03/14

灰猫

0
ひたすら避けていた明治という時代、政治と経済主導で見ると暗いから嫌いだたのですが、さすが横順先生、僕の興味を引くトピックが素晴らしくまんまと楽しまされてしまいました。巻末の夢枕先生の解説にあるように、手引きの書として素晴らしい作品だと思いました。2016/10/25

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