ちくま文庫
独逸日記・小倉日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480030931
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0195

内容説明

「独逸日記」「観潮楼日記」「小倉日記」及び自筆年譜草稿とも言える「自紀材料」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

69
註釈が、もれなく日記の意義を深める。『独逸日記』の軍医の観点では、天長節における「乃木のユーモア」が小粋だ。作家の観点では、ケストナー氏の件。”カフス”かぁ。女性観の件や国王の溺死など、「独逸三部作」との関連ももれなく滲む。一方『小倉日記』では、まずもって”日曜日”しか記さない日曜日が多いという印象。面倒な時は天気だけ、というのはわかるけど、何らかのメリハリかな。なお、「あとがき」によると、『小倉日記』は昭和27年になり初めて公になったとのこと。他意は無いのかもしれないが、その経緯を知りたいものだ。2019/01/02

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