内容説明
本書の前半では、若手の教師ティップス先生があれこれ悩み、トライし、失敗しながら、一学期間の授業をどうにかやりとげるまでを日記風に描いています。後半では、コースを設計する段階から、学生の成績評価をし、自分の授業について反省する段階まで、注意すべきこと、改善のためのヒントなどを体系的にまとめました。
目次
授業日誌編(開講が気になり始めた;開講が迫ってきた;授業が始まった;試行錯誤の毎日;ゴールが見えてきた)
授業の基本編(コースをデザインする;授業が始まるまでに;第1回目の授業;日々の授業を組み立てる;魅力ある授業を演出する;学生を授業に巻き込む;授業時間外の学習を促す;成績を評価する;自己診断から授業改善へ;学生の多様性に配慮する)
著者等紹介
池田輝政[イケダテルマサ]
名古屋大学高等教育研究センター教授
戸田山和久[トダヤマカズヒサ]
名古屋大学高等教育研究センター助教授を経て、現同大学情報文化学部助教授
近田政博[チカダマサヒロ]
名古屋大学高等教育研究センター講師
中井俊樹[ナカイトシキ]
名古屋大学高等教育研究センター講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャケット君
1
戸田山和久先生+玉川大学の共著で授業デザインや大学教育、生徒とのコミュニケーションをディップ先生が苦悩しながら正解を見つける物語調。なんとなく戸田山さんの文調が垣間見えるので彼の体験談かと・・・10年以上前に罹れただろう本だけど、現在の生徒と本質はあまり変わっていないように見える。教える側の視点で授業の本質を考える。こんなことまで本として残すなんて戸田山さんは真面目だな2024/12/31
まつひろ
1
授業を計画し,改善するまでの具体的なアドバイスが多く記されている.類書は少ないと思うので,入門書として有用.2021/03/06
Undeutliche
1
副題「授業デザインのための秘訣集」のとおり,大学教員が講義を担当する際に留意すべき点が簡潔にまとめられている。平易な文章で読みやすく,かつ,チェックリストなども充実しており,実用性が高い。出版は2001年とやや古いが,少なくともオーソドックスな講義・演習を準備するかぎりでは,問題を感じない。2018/01/17
のん
0
良書。非常に参考になる。おまけに面白い。2015/06/14
Reina SAIJO
0
非常勤での授業を控えていた時期に一読。平易な叙述とつまずきやすいポイントが列挙されていて不安の解消に役立った。ただ、発行年が古いため、出てくる設備に幾分時代を感じるところも。大学での授業設計を学ぶ最初の一冊として良書だと思う。2015/03/18
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