内容説明
諸橋轍次博士は、世界的偉業と謳われる大著『大漢和辞典』を完成した不世出の碩学にして大教育者であり、また一面、風光明媚なふる里、下田村を終生愛してやまない人であった。
目次
第1章 博士の生いたち
第2章 立志修学の時代
第3章 教育界における活動
第4章 学界における貢献
第5章 皇室に対する靖献と栄誉
第6章 博士の晩年とその終焉
第7章 博士の人がら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
2
典型的な顕彰的伝記2015/04/05
讃壽鐵朗
1
恐るべき学問への情熱2022/01/21
りきにうす
0
東京は神田神保町で見つけた一品。どんな旅を続けてきたかは知らないけれど、私の手によって故郷に帰すことができてちょっと嬉しく思う。 その圧倒すべき業績故、博士について書かれた本は多いが、どれも博士の人柄についてページを割いているのが目に留まる。まさに「寄り道をせずに真直ぐに行くべき道を行く」という博士の直向きさが人の心を打ったのだろうと思う。新潟人ならぜひ読んでもらいたい本だ。2014/11/01