内容説明
日本の国土を襲う数々の台風。その防災対策の切り札とされたのが、台風の通り道に船を常駐させ定常的に観測を行う定点観測業務だった。気象衛星「ひまわり」が登場するまで台風と闘い続け、日本の防災に貢献した定点観測船の活躍を描く。
目次
第1章 それはタイタニックから始まった
第2章 三陸沖台風と第四象限(海運業者の寄付でできた海洋気象台;「春風丸」の活躍 ほか)
第3章 定点観測船(敗戦国日本の生きる道は海の活用;一般国民の知らない南の海での奮闘 ほか)
第4章 今も船からの観測が重要(長風丸の人命救助と海の測候所の誕生;最後の「死者が三桁の台風」 ほか)
著者等紹介
饒村曜[ニョウムラヨウ]
1951年新潟生まれ。1973年新潟大学理学部卒業、気象庁に入る。予報部予報課、総務部企画課を経て、1995年兵庫県南部地震のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、気象庁観測部統計室補佐官、総務部企画課技術開発調整官を経て、2002年4月より気候・海洋気象部海洋気象課海洋気象情報室長
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