内容説明
16世紀後半、大航海時代がいよいよ本格的植民活動へと移る冒険と発見の世紀、イギリス宮廷人、軍人、探検家として、また詩文に長けた文人として活躍したサー・ウォルター・ローリー。女王エリザベス一世の寵愛のもと、三度におよぶアイルランドへの遠征と大虐殺、また南米ギアナにおける入植、交易あるいは略奪、金鉱探しとは事実このようなものだったのか!数多の資料を通してその生々しい実像に迫った労作研究。
目次
第1部 ローリー小伝
第2部 アイルランドのローリー(虐殺と領地;マンスター植民)
第3部 ギアナのローリー(黄金都市マノア;最後の航海)
著者等紹介
櫻井正一郎[サクライショウイチロウ]
1936年生まれ。京都大学卒。同大学大学院博士課程中退。同大学院人間・環境学研究科でルネッサンス部門を担当しローリーなどを教えた。現在同大学名誉教授。2006年3月まで龍谷大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。