出版社内容情報
デーモンの二義性をめぐって、その三段階的構造を徹底的に検証。
内容説明
「アレゴリー」は思考の対象であるのみならず、ベンヤミンの思考のあり方そのものである。本書は、アレゴリーにおけるデーモンの二義性、時間性の空間化といった側面に焦点をあて、ベンヤミンの思考を内在的構造性のうちに捉えるとともに、メディア論的考察へと敷衍する労作である。草稿にまで踏み込んでなされた根本的・徹底的検証。
目次
1 思考モデルとしての『カール・クラウス』(「全人間」―あるいは古典的ヒューマニズム;「デーモン」―あるいは二義性 ほか)
2 古典古代と近代の相互浸透―『ボードレールにおける第二帝政期のパリ』(『ボードレールにおける第二帝政期のパリ』の位置;「ボヘミアン」―社会の外側からのまなざし ほか)
3 『ドイツ悲劇の根源』の内的構造(バロック悲劇の内実としての「自然史」;アレゴリーとデーモン ほか)
4 「アレゴリー的な見方」―ベンヤミンの思考(ベンヤミンの「弁証法的」思考;弁証法的形象としてのアレゴリー ほか)
著者等紹介
山口裕之[ヤマグチヒロユキ]
1962年生。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程修了。東京外国語大学外国語学部助教授。ドイツ文化研究・ドイツ文学・メディア理論
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