内容説明
日本のポピュラー音楽って何だろう。戦後、アメリカからジャズ、ウエスタン、ハワイアン、ロカビリー、ポップスなどが一気になだれ込んできた。まずは、それらをコピーすることから始まり、それに日本語の訳詞をつけたカバー時代を経て、その後も絶えず欧米の音楽の影響を受けながら和洋折衷というべきオリジナル曲を生み出していく。本書は、模索しながらも独特の歩みを続けてきた日本のポピュラー音楽を、最前線で活躍してきた歌手や制作者の証言でまとめた貴重本である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wataru Hoshii
1
ハナ肇や永島達司から、矢野顕子や鈴木雅之まで。戦後の日本ポピュラー音楽界で活躍してきた人々の証言集。中でもやはり敗戦後まもない時代の証言は面白い。ただ出版が90年頃であるため、証言の内容にも、また著者たちの質問にもある程度の時代性が出ていて、2011年現在の時代認識とは少しずれてしまっている。一番大きなずれは、90年代以降、日本のサブカルチャーは世界で認知されるところとなり、世界との心理的な距離はぐっと縮まっているということだ。先人たちの業績をもっと知りたい。2011/09/30
-
- 電子書籍
- 器用貧乏、城を建てる ~開拓学園の劣等…
-
- 電子書籍
- 永遠の愛【分冊】 8巻 ハーレクインコ…
-
- 洋書
- Emerald
-
- 電子書籍
- クズとケモ耳【マイクロ】(37) フラ…
-
- 電子書籍
- シンセミア(下) 講談社文庫