影踏み

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396632380
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

窃盗罪での服役を終え出所した真壁修一(34)が真っ先に足を向けたのは警察署だった。二年前、自らが捕まった事件の謎を解くために。あの日忍び込んだ家の女は夫を焼き殺そうとしていた―。生きている人間を焼き殺す。それは真壁の中で双子の弟・啓二の命を奪った事件と重なった。十五年前、空き巣を重ねた啓二を道連れに母が自宅に火を放った。法曹界を目指していた真壁の人生は…。一人の女性をめぐり業火に消えた双子の弟。残された兄。三つの魂が絡み合う哀切のハード・サスペンス。

著者等紹介

横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
昭和32(1957)年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活の後、フリーライターとなる。平成3年「ルパンの消息」が第9回サントリーミステリー大賞佳作に。同10年に「陰の季節」で第5回松本清張賞受賞。同12年「動機」で第53回日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

84
寝静まった家に忍び込む「ノビ師」といわれる泥棒・真壁修一の話。亡くなったはずの真壁の双子の弟の啓二が重要な役割を果たしていくわけだが、個人的には非現実的な設定が横山作品らしくないような気がした。躊躇なく家に忍び込む手口は魅力的でカッコ良くすら映る。洗練された職人技なのだろうが、実際こんな泥棒がいると思うと恐ろしい。面白いのは間違いないが、横山作品ということで期待値が高すぎたせいか読了感はイマイチかな。2019/12/27

Satomi

54
横山さんが描く警察組織とは対極的にある泥棒を主人公にするという変わった切り口の作品。双子の兄弟、修一の中に啓二がいるという不思議な設定。その設定と、双子のビミョーなハードボイルド風な会話が好みじゃなかった…。横山作品初のハズレかも…orz2015/03/28

ミーママ

53
図書館の本📙 久しぶりの横山作品。「ノビカベ」と呼ばれるノビ師の真壁。亡くなった双子の弟の声が耳の奥に響く。なんだか家族を全て失ってしまった彼が切ない。 映画化されたのも知らなかった‼️そちらも観賞してみたい❗ 2020-922020/10/01

yumiha

41
「ノビカベ」と呼ばれる泥棒、修一が主人公、また、中耳でささやく亡くなった双子の弟の啓二と会話しながらという横山秀夫には珍しい設定。これが伊坂幸太郎なら、明るく笑わせたり、気の利いたセリフに頷かせたりしながら進んでいくのだろう。でも、シアワセから目をそらしたような修一は、やりきれない思いにさせる事件をスッキリ感のないまま次々と解決してゆく。それでも、「使徒」や「遺言」の章には、少し救いがあるだろうか?2019/06/20

むつこ

37
警察小説だと思ったら、主人公は寝ている家を狙う窃盗常習犯。しかも、亡くなった双子の弟のマネをしての泥棒生活で周囲からやめるように促されてもやめない頑固な35歳の男性。作者ならではのミステリー仕立ての連作短編集、少しずつ主人公の真相が見えてくる。同じ兄弟でも双子って違うのかな?2019/05/28

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