内容説明
〈魔界都市・新宿の“帰り人”伝説―空が紅く染まる時、人が消え、また戻って来る〉ある日、人捜し屋秋せつらに夫捜しの依頼が二件あった。だが奇妙にも捜し人は同じ人物だった。一方、メフィスト病院の患者朽葉という男が眠りから醒め、特別病棟から脱走した。そしてそれがせつらを震憾させる事件の幕開けとなった…。彼らはなぜ、“向こう側”から帰って来たのか?“帰り人”の謎とは?人気絶頂の著者が満を持して贈る力作伝奇ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryo
1
前読んだ《夜叉姫伝》にちょっとお腹いっぱい気味だったので今回のようにあえて敵らしいキャラクターではなく、神隠しという現象に相対する形式がイイ。向こう側…とっても気になる。オープニングの所は切なかった…。モトコちゃんの外観がとっても気になってたので挿絵があったのは嬉しい所。頑張ってビール頼んだのにジンジャエール出されてむくれてるせつらや、水割りを頼んで指二本、普通に考えればダブルなのに「ふたしずく」。こんな萌えな生き物がどこにいるでしょうか!(笑)そしてメフィストは邪之路博士の背を押したのか…とっても気にな2013/04/14
瑛姫
0
シリーズ全読。