内容説明
楼桑村の一青年、劉備・字玄徳は、天下のために関羽、張飛と義兄弟を約す“桃園結義”を結び、世に打って出る!天下奪りに立ち上がった劉備の心に秘めた夢は何か。以来百年、三国興亡のドラマがここに始まる。世に三国志本は数あるが、ここまで不可解な事件の謎と人物を徹底解明して、史実を超訳するわかりやすさ。韓国国民的作家による三国志、待望の文庫化!長編歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roy
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中学生の頃、真・三國無双から横山三国志、そしてこの小説を読んで本格的に中国史にのめり込んでいった。想い出深い作品。
よい
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★★★★★2016/01/31
Crystal.B
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三国志と言われても映画の「レッドクリフ」とか三顧の礼くらいしか知識がなかったのですが、パラパラとめくってみて、とっつきやすそうだったので、読んでみました。だいぶカットされているようですが、登場人物が多くて、充分に理解できているとは到底思えないのですが、おもしろいです。でも、漢民族の原典はなんとなくわかったような気が(するような?)・・・エネルギッシュでバイタリティの塊で、自分だけの性善説が強固にあって、よくも悪くもすごい!やっぱり、近くて遠い国かも?読了できたら、吉川英治版に挑戦してみようと思います。2014/05/26
sagishi
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これは何とも言えなかったw というのも何かもう何かな。三国鼎立までがメインで。演義ベースだけど、その後が適当過ぎて泣いた作品。2011/06/01
水瀬しあ
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全3巻。そのものずばりの三国志。演義ベースで、ばっちり十常侍から三国統一まで。その分大いにカットされていて、その都合上主語が変わったりもしています(五丈原で蝋燭消すのが呉班だったり)。メインは演義に忠実に、3兄弟+孔明、趙雲辺り。後半は張苞、関興、姜維が活躍。メインではないですが、陸遜がなかなかオイシイ所を持って行っています。2005/11/15