内容説明
天明六年、将軍家治の逝去で老中・田沼意次が失脚、吉原遊廓も営業停止となった。そんな折、廓内で立て続けに二人の女が殺された。会所の頭領・四郎兵衛の命を受けた用心棒・神守幹次郎は、残された手掛かりから犯人を突き止め、成敗する。一件落着かに見えた事件だが、背後に吉原を巡る大陰謀が…。時代小説の新星が文庫で書下ろす、“吉原裏同心”第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
シリーズ3冊目です。将軍家治が逝去して、田沼も失脚し、吉原は営業をしばらく停止させられます。その状況で殺人事件が起こりその事件そのものは解決しますがその後、主人公の妻がさらわれたりして吉原内部の権力闘争が始まります。最後は落ち着くべきところに決着がつくわけですがよく吉原内部のことを調べていると感じています。2017/09/24
kinupon
81
今年最後に選んだ本です。スピードとスリル感がありあっという間に読めました。 田沼派と反田沼派との権力争いの中で、吉原がしたたかに生き抜いていく所はさすがですね。2016/12/31
よむヨム@book
38
★★★☆☆ 星3つ 十代将軍家治が死去したことにより、老中田沼意次の権勢が衰え、吉原にもその影響が出始める。 次の将軍に変わることにより、権勢が一橋家に移る。 一橋家を懇意としている見番大黒屋正六が、吉原を牛耳ろうと画策するが.....。 〈佐伯マジック〉に、感染したようだ。 コンスタントに面白いのでつい次の巻を手に取ってしまう。 ちょっと時間をあけて次巻を読みたい。2022/03/22
はるほのパパ
29
久しぶりの裏同心、第三巻目。 相変わらず殺陣シーンには迫力があります。 徐々に展開が大きくなっていく緊迫感に次巻をそそられる。 ゆっくり読んで行こう・・・。 2016/09/22
冴子
27
面白いので、あっという間に1日で読了。四郎兵衛にとって代わろうとする大黒屋との戦いの一方でいくつかの事件を幹次郎が解決。 彼の人となりのおかげで、いくつかの情報が彼の耳に入ってくる、という読んでてワクワクします。 2016/01/19
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- 経済界2015年1月27日号