カッパ・ホームス<br> ガラスの地球を救え―21世紀の君たちへ

カッパ・ホームス
ガラスの地球を救え―21世紀の君たちへ

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  • サイズ 新書判/ページ数 175p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784334051617
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

『ガラスの地球を救え』刊行によせて
自然がぼくにマンガを描かせた
地球は死にかかっている
科学の進歩は何のためか
アトムの哀しみ
子どもの未来を奪うな
“いじめられっ子”のぼくをマンガが救った
先生がマンガに熱中させた
ぼくは戦争を忘れない
語り部になりたい
夢と冒険に生きる子に
親は子に自分史を語れ
時間の無駄使いが想像力を育む
やじ馬根性は健全なパワー
ブラック・ジャックのジレンマ
脳だけはつくれない
情報の洪水に流されるな
何が必要な情報か
アトムも破れない壁
異文化との衝突
オリジナリティは遊びの中から
路地裏こそ味がある
蝶の匂いがわかるか
人間の欲望
“悪”の魅力
負のエネルギー
マンガは本来反逆的なもの
ぼくは真剣なメッセージを送りつづける
『火の鳥』が語る生命の不思議さ
IFの発想
宇宙からの眼差しを持て

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jima

20
手塚治虫さん、すごいなぁ。「どんな国も、それぞれの正義を振りかざして戦争をしてきましたし、今もしています。正義とは実に便利な言葉で、国家の数だけ、あるいは人間の数だけあるともいえそうです。」「ダメな子とか、悪い子なんて子どもは、一人だっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子供がいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ」2017/02/17

ムーミン

16
環境をテーマにした総合的な学習の相談を受けて、ずっと以前読んだ本を再読。手塚治虫の研ぎ澄まされた「先を見通す力」「今を感じる力」に改めて敬服です。2019/05/25

majiro

16
戦中派、そして昭和の終わりまでを生きた人ならではの世界観のように思った。手塚さんが亡くなったのは、僕が高校3年生の時だったなあ。生きた時代がかぶっている分、共感するところもあった。どんな時代の人にも共感できると思える、大きな考え方もあった。そういえば、いじめられていたんだよな。明るく描いていたけれど、かなり辛い時期もあったんだろう。なんかこう、とりとめのない思いに駆られた。2016/02/14

めん

13
今日を、昨日や明日と同じように終えたくない。身近な幸せを守るためにできることを、考えたい日。それに相応しい本だった。手塚治虫さんのメッセージ集。(手塚さんの漫画本体もそうなのだが) 同様の趣旨の発言を他の方の著作で読んだと何度も感じたが、手塚さんがその言葉を発したのはそのずっと以前の時代だった。次世紀の今も、深く肯ける言葉ばかり。•あらゆる人間の住みやすい生きやすい社会とは、すべての生物の生きやすい世界へとつながってあるはず。•宇宙からの眼差しを持ったなら、想像の力は光速を超え〜。何度も再読したい。図書館2019/03/11

朝倉大和

10
未来のこどもたちのために、今なにをしなければならないか。考えさせられた本でした。2012/03/30

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