内容説明
「ドラフト会議倶楽部」設立から20年―。プロのスカウトも認めるドラフト分析の第一人者が書いた、第一級のドラフト学、ついに完成!!読み物として、資料として、研究として、すべての野球関係者、ファン必読の書。
目次
第1章 ドラフト事件史
第2章 草創期の大混乱時代
第3章 巨人のドラフト戦略が最も輝いた時代
第4章 根本陸夫がやったドラフト
第5章 メジャーリーガーを輩出した黄金の10年
第6章 斎藤世代がやってくる
著者等紹介
小関順二[コセキジュンジ]
スポーツライター。1953年、神奈川県横須賀市生まれ。日本大学芸術学部卒業。88年、ドラフト会議倶楽部を結成し、毎年ドラフト本番前に行う「模擬ドラフト」が話題に。全国各地の球場で年間300試合を超える観戦をこなし、アマチュア野球に精通した野球の語り部として『週刊現代』等の野球コラムでもお馴染み。観戦時はストップウォッチで一球ごとのデータをとり、数字が物語る客観的な視点をベースにした語り口が、読者や野球関係者の信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
5
野球小僧読んでる人なら、別に読まなくてもいいと思います。表が見にくいし、なんかいまいち2011/01/12
海
4
データの表が見づらい、という他の方の意見がありますが、全くその通り。なのでそこはすっ飛ばして読んでも無問題な本だと思われます。かなり辛口な書き方なので、この著者はきっと本には書けない色々なドラフトの裏側を知っていてものすんごく憤っているのだな、と思わずにはいられませんw2014/09/09
王天上
3
すっかり忘れていた懐かしい名前が次々出てきて楽しい。球場通いに続いて野球本にもはまりそう。2017/05/12
Carlos
2
密約とか色々面白かった。2014/06/29
6だ
1
成功不成功のラインをキチンと決めて、年度毎やチーム毎の評価を印象論からでなく下している部分はドラフト批評として珍しい(本来なら当然の事ではあるのだろうけど)。著者は世間一般におけるアンチ巨人アンチナベツネ的でありながら、ドラフト戦略的な部分で故根本陸夫的なもの(ルールの範囲内と強弁できるなら何でもする)は認めるという自己矛盾を抱えているが、数字という結果論から語るため、好悪の感情は「それなり」に排した批評になっている。この人の本はそういう観点からも将来予測的なものより過去分析的なものがお勧めかも。2012/06/03