刑事政策の問題状況

菊田 幸一【著】

勁草書房（1990/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 348p／高さ 23X16cm
• 商品コード 9784326401352
• NDC分類 326.3
• Cコード C3032

出版社内容情報

（1），少年非行とその周辺，（2），矯正処理上の諸問題，（3），犯罪者の社会内処偶，の三構成による刑事政策がいまもっとも問題としている分野を明快かつ批判的に解説する基本書．

【目　次】

Ⅰ　少年非行とその周辺

　　①　児童憲章制定の背景
　　②　少年非行の原因について
　　③　児童・生徒への懲戒と体罰
　　④　教護院の現状と課題
　　⑤　少年法における年齢問題
　　⑥　少年院における処遇上の諸問題
　　⑦　ｱﾒﾘｶにおける少年非行の現状

Ⅱ　矯正処遇上の諸問題

　　①　改正刑法草案の刑事政策諸条項への疑問
　　②　受刑者処遇の理念
　　③　制裁選択の合理化―判決前調査制度について
　　④　監獄法の改正について
　　⑤　受刑者の人権―不服処理の側面から―
　　⑥　刑務作業における賃金制
　　⑦　ｱﾒﾘｶにおける死刑に関する司法判断と日本国憲法
　　　　―いわゆる「残虐な刑罰」を中心にして―

Ⅲ　犯罪者の社会内処遇

　　①　仮釈放の積極策をめぐって
　　②　刑事政策と公衆参加
　　③　更正保護会の現状と課題
　　④　中間保護施設への展望
　　⑤　不透明な昭和天皇大喪恩赦

あとがき
初出一覧

目次

１　少年非行とその周辺（児童憲章制定の背景；少年非行の原因について；児童・生徒への懲戒と体罰；教護院の現状と課題；少年法における年齢問題；少年院における処遇上の諸問題；アメリカにおける少年非行の現状）
２　矯正処遇上の諸問題（改正刑法草案の刑事政策諸条項への疑問；受刑者処遇の理念；制裁選択の合理化―判決前調査制度について；監獄法の改正について；受刑者の人権―不服処理の側面から；刑務作業における賃金制；アメリカにおける死刑に関する司法判断と日本国憲法―いわゆる「残虐な刑罰」を中心にして）
３　犯罪者の社会内処遇（仮釈放の積極策をめぐって；刑事政策と公衆参加；再生保護会の現状と課題；中間保護施設への展望；不透明な昭和天皇大喪恩赦）