人禍 1958~1962―餓死者2000万人の狂気

人禍 1958~1962―餓死者2000万人の狂気

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784313830646
  • NDC分類 222.077
  • Cコード C0022

内容説明

抗日戦争中に中国は2000万人もの人民の生命を失った。その結果、日本は降伏し、中華民族は解放された。その4年後に、中国は再び数百万人の犠牲を払って共産党政権を誕生させた。さらに10年を経て、中国はまたもや“人災”によって2000万人の人民の生命を失った。ところが2000万人の生命の犠牲は毛沢東をめざめさせるどころか、逆に“史上前例のない”文化大革命を引き起こさせ、さらに何百万人もの生命を葬り去ることになったのである。大躍進期の中国で起きた未曽有の惨禍がいまはじめて明かされる。衝撃のノンフィクション。

目次

第1章 「導き手」、「左」傾化する
第2章 災禍は協同化から始まった
第3章 「大躍進」から「大製鉄・製鋼運動」へ
第4章 金人民製鉄・製鋼運動の悲劇
第5章 人民公社の誕生
第6章 共産風が吹きまくり、貧困のどん底に
第7章 水増し、捏造、大風呂敷
第8章 狂気の沙太の数々
第9章 農民を奴隷のように扱った
第10章 「反右派闘争の追加補充」と「白旗抜き」
第11章 廬山会議前夜の緊迫した情勢
第12章 彭徳懐、大波乱をまきおこす
第13章 毛沢東、独裁化する
第14章 罪名の捏造と個人崇拝の横行
第15章 反右傾運動の展開
第16章 1000万人が迫害され、大飢饉始まる
第17章 安徽省だけで餓死者は2000万人
第18章 全国の餓死者は2000万人
第19章 「3年の自然災害」のせいにできるだろうか
第20章 経済困難はソ連の援助中止のためではない
第21章 「責任田」をめぐる闘争
第22章 各戸生産請負制は葬り去られる
第23章 北戴河会議で再び左傾化
解説 人禍の悲劇と現代史の画期としての中国革命の評価

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