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内容説明
関ヶ原合戦で領地を失った後、家臣たちに支えられ、やがて再び九州・柳河城主に返り咲いた稀有にして爽快な勇将の一代記。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。第43回芥川賞候補。日本文芸家協会・日本推理作家協会会員。東京都広報室長、企画調整局長、政策室長等をつとめ、1979年退職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
5
下巻では、立花宗茂が水の都柳河に入国するところから始まります。 その後、関ヶ原の合戦で敗れた宗茂は、肥後国に亡命します。誾千代も肥後国に移りますが、関ヶ原の合戦の直前ぐらいから宗茂とは別居して暮らしています。 肥後国から京都に移った頃に若くして誾千代も亡くなってしまいます。このあたりがこの物語のクライマックスかなと思いました。 さらに京都から江戸に向かい、徳川秀忠の顧問になり、奥州棚倉の藩主となり、家康が亡くなった後には、元の柳河に帰還出来ることになります。 宗茂の義を大切にする生き方が共感を呼びます。2019/09/18
ゆうへい
4
立花宗茂が関ヶ原で西軍についたため、改易となり、流浪生活を経て大名に復帰するまでの道のりが描かれています。一番の見所ですが、立花宗茂という人物像が生かされていなかったように感じました。とても期待していただけに残念です。
鐵太郎
4
立花宗成という戦国武将は、それなりに面白いし好きな人物と言ってもいい。しかしこの作家の描くものは何か。英雄の美化、身びいきの引きすぎから始まり、無意味なまでの多量の改行方法、言葉の使い方、話のもっていき方、考え方、すべてぼくの考える面白い時代小説とは全く違う。 残念ですが、失望。2006/02/23
くまゆう
1
加藤清正がかっこよかった。あとは、徳川秀忠とか本多正信とか、あんまりいい書かれ方をしない人たちが魅力的で、そういう面もあったのか、と思った。2020/06/18
~ちゃちゃ~
1
皆さんが仰っているように、あっさりしていました。立花宗茂という人物を知る、最初の本としては良いと思いました。ですが、やはり上巻での父、舅の方が魅力的で、宗茂に何故こんなにも尽くす家臣がいたのか私には理解が出来ませんでした。きっと内容の濃い人生だったのではと思います。深く知るには、この本では足りないですね。2017/02/09
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