内容説明
ラストエンペラー溥儀の知られざる私生活と素顔!「最後の皇帝」とまずしい家庭に育った夫人との出会い、溥儀が告白した肉体的欠陥、「皇帝」から一市民となった私生活の実態、溥儀におそいかかる文化大革命の嵐!ガンとの闘いに明け暮れた晩年の日々!など、溥儀の夫人が人間・溥儀と結婚生活の実像を赤裸々に公開。
目次
灰色の少女時代
ラストエンペラーとの出会い
二人の交際
深まりゆく愛情
結婚式の日
新婚最初の一週間
溥儀の肉体的欠陥
溥儀との日常生活
溥儀の忘れ物
溥儀の衣・食・住〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
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溥儀本、この本から読んでよかった。自分でボタンもできないなど想像をはるかに超えた生活能力のなさに驚きつつも、それを改めたいという素直な心があれば寄り添えるなあと感じました。実際、妻だけでなく溥儀のまわりの高齢者や子供はいつも彼を助けた。子供と遊ぶ無邪気な溥儀の姿に、良寛さんやマイケルジャクソンの姿が重なった。純粋な溥儀が紫禁城では残酷な人だったらしいがまわりの大人、宦官の意地悪で心身が壊されていたのではないかと感じた。それを確かめるために溥傑、宦官の本を読んでから溥儀日記を読む予定。2016/10/02
桐一葉
1
妻の立場から見る溥儀は人間味が溢れていて、早い死やと思ったけど、ただの国民になってから大いに意味のある人生を送れていたのかなと救われる気持ちになる