内容説明
著者が心霊現象に関心をもち、研究するようになって30年以上がすぎたが、その間、一万件以上の不可思議な現象を見聞きしてきた。すべてを霊現象と決めつけるわけにはいかないが、なかには、いま思い出しても身震いしたくなるような出来事もあった。本書は、これまで著者が上梓した著作で報告してきた、それら数多くの実話の中から、とくに私の記憶に鮮明に残っている、恐るべき事件をよりすぐったものである。
目次
1 怨霊復讐夜話(殺された姉の復讐;外科病棟202号室;怨念蔵 ほか)
2 凶霊浮遊夜話(タクシードライバー;もう一人の住人;すすり泣く仏壇 ほか)
3 悪霊憑依夜話(無縁仏の憑依;猫に憑かれた少年;迷宮の森 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chatnoir
9
読み物としては面白かったけど...最近読みなれたさらっとした実話怪談の対角線上にあるというか、脚色がいっぱいと言うか(笑)保険金目当てに妻を殺した男が、交通事故死する話では、事故死前の男が妻の幽霊に怯えている状況が描かれるけど、そんなの本人にしか判んないよねぇ...と、ひねくれた私は思ってしまった。たぶん、お話にしたり、映像にしたりする際にはこうゆう風に付け足すんだろうなぁ。2017/04/20
行加
4
私の世代では多分ご存知な「あなたの知らない世界」の解説者、新倉イワオさんの怖い話。(^O^) 怖がりのくせに、大好きでした、あの番組…(^_^;) 「新耳袋」のような怖さも好きですが、この本みたいな因果応報がはっきりしてる怪談も、すっきりしていて、たまに読みたくなります。 …しかし1999年、刊の割には、懐かしい装丁です…www2015/01/12
波
2
図書館で借りた。おっ!新倉イワオさん!と目につき迷わず読みはじめた。この話は映像化するといんじゃないか?と思ってしまうようなドラマチックな怪談が多い。読みすすめていったら、なんとビックリ。20数年来住んでいる地元の噂話がコラムに出ていた!初耳なんですけど?マジかー!なんとゆーか、この本と昨日出会ったのは運命?だったのかしら。雀野日名子さんの「あちん」に出てくる、午前2時に鳴る電話ボックスの話とうまくリンクしてしまった!どちらの本も寝苦しい夏の夜にオススメです!
ekura
0
日本テレビ放送網『あなたの知らない世界』全20巻のダイジェスト本。2009/12/09
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