中世勅撰和歌集史の構想

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中世勅撰和歌集史の構想

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  • サイズ A5判/ページ数 435,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305702913
  • NDC分類 911.145
  • Cコード C3092

内容説明

鮮やかに浮かび上がる中世勅撰和歌集の歴史。新勅撰和歌集から新続古今和歌集に至る、勅撰集を形作る様々な要素を徹底的に比較分析。「十三代集」各集の特徴を把握し、その史的変遷の様相を跡づける。

目次

第1編 十三代集の史的把握(歌人構成;応製百首;詞書の叙述―助動詞「き」と「けり」の書き分けをめぐって;十三代集の政治性―賀部における慶賀対象者を手がかりに)
第2編 勅撰集各論(続後拾遺和歌集の撰集意識;増鏡における続後拾遺和歌集評価をめぐって;風雅和歌集序の思想―宋学の影響の可能性をめぐって;新千載和歌集の撰集意図)
結び 十三代集史素描

著者等紹介

深津睦夫[フカツムツオ]
昭和28年1月岐阜県に生まれる。昭和51年3月東京教育大学文学部国語国文学専攻卒業。昭和56年3月名古屋大学大学院文学研究科博士課程満期退学。平成16年3月博士(文学)。皇学館大学文学部教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinaba

1
☆ 大変面白かった。いわゆる十三代集、新古今以降に編まれた勅撰和歌集全部を通貫しての研究。俯瞰するための道具立てとして、和歌の文学的内容ではなく、割り切って世代別の入撰数その他の数的な切り口で分析していく。博士論文を元にしているだけあって非常に読みやすく、また既存の研究史への最大限の尊重と関連付けも心地よい。2017/10/27

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