内容説明
鮮やかに浮かび上がる中世勅撰和歌集の歴史。新勅撰和歌集から新続古今和歌集に至る、勅撰集を形作る様々な要素を徹底的に比較分析。「十三代集」各集の特徴を把握し、その史的変遷の様相を跡づける。
目次
第1編 十三代集の史的把握(歌人構成;応製百首;詞書の叙述―助動詞「き」と「けり」の書き分けをめぐって;十三代集の政治性―賀部における慶賀対象者を手がかりに)
第2編 勅撰集各論(続後拾遺和歌集の撰集意識;増鏡における続後拾遺和歌集評価をめぐって;風雅和歌集序の思想―宋学の影響の可能性をめぐって;新千載和歌集の撰集意図)
結び 十三代集史素描
著者等紹介
深津睦夫[フカツムツオ]
昭和28年1月岐阜県に生まれる。昭和51年3月東京教育大学文学部国語国文学専攻卒業。昭和56年3月名古屋大学大学院文学研究科博士課程満期退学。平成16年3月博士(文学)。皇学館大学文学部教授
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