出版社内容情報
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。
国際情勢が音楽家たちの人生を変える。
文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。
海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真相とは。
累計190万部突破! 大人気シリーズ最新刊。
【目次】
内容説明
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。国際情勢が音楽家たちの人生を変える。文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真実とは。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
222
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。今回は、「岬洋介」シリーズの最新刊(第十弾)を読みました。著者作家デビュー15周年、記念すべき10作目の割に、ミステリも音楽も国際情勢も中途半端な気しました。残念です。 https://hon-hikidashi.jp/book-person/84745/2026/01/15
いつでも母さん
149
哀しいことにどうしても、どうしても言葉が通じない相手っているのよね・・同じ言語を話していても。今回の話は百歩譲って国の事情もあるだろう、だがその殺意を行動に移すのはどうなの?悲しすぎやしませんか?岬洋介が異国の同士・ヴァレリーに言った「結局、自分を裁けるのは自分だけだからです」この言葉が冷たくも正しいのだ。戦火のウクライナで再会したヴァレリーとビクターの奏でるチャイコフスキーが切ないラストだった。2025/11/26
モルク
121
岬洋介ロシアへ。ショパンコンクールでファイナリストとして岬と共に競い5位となった戦友ヴァレリー。音楽の名門ガガリロフ家で生まれ現在はモスクワ音楽院で教えている。そこで岬は演奏することになるが、それに反対していた排他的な学部長が殺される。岬もその真相を究明するが…ウクライナとの戦争、対外国家への対応と世常を織り込みながら進む。音楽のみならずスポーツ他の分野でも独裁制の中での閉塞感は夥しい。そして明かされる岬の出自。やっぱりただ者ではなかった。チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番を聴きながら読了。2026/03/07
しんたろー
119
岬シリーズ10作目はモスクワ音楽院の客員教授・ヴァレリーを主人公にした物語。過去にショパンコンクールで岬と親交が結ばれて、国際的な存在に成った岬に学内でコンサートを依頼するが、学部長が殺される事件が起きて....。シリーズを追う毎にミステリ度が薄れていて本作も「はいはい、そうですよね」程度(偉そうでスミマセン!)。とは言え、ロシアの現状やウクライナ情勢を考えさせる社会派ものとしては読み易い。終盤にある岬の演奏シーンも本シリーズならではの面白さ。そして、哀しくて切ないエピローグが見事に物語を締め括っていた。2026/01/29
hirokun
108
★3 中山さんの今回の新刊は、岬洋介シリーズの第九弾との事で舞台をロシアのモスクワ音楽院に移しての作品。このシリーズの演奏の描写にはいつも驚かされるが、今回もチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番を言葉で表現する場面は圧巻!!読了後久しぶりにピアノ協奏曲を聞き、再度本の第四章を読みながら表現を確認した。今も頭の中でピアノと管・弦楽器の音が高らかに鳴り響いている。今回の作品はまさに音楽小説で、ミステリ小説・社会派小説としてはあまり感じるものはなかった。2025/12/04




