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新風舎文庫
環境破壊の衝撃1966‐2007

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784289507610
  • NDC分類 519.21
  • Cコード C0195

内容説明

1966年から2007年の41年という歳月は、日本経済の成長期であると同時に、バブル経済崩壊という時代を経験しながらも、環境破壊の象徴的な時代といっても過言ではないだろう(あとがきより)。北海道から沖縄まで、自然破壊、労働者災害の現場を追って歩いた記録。四日市、JCO臨界事故など最新取材を収録したフォト・ルポルタージュ第二弾。

目次

第1章 人間破壊(石油化学コンビナート都市四日市 四日市ぜんそく―大気汚染、海洋汚染 三重県四日市市 一九六六‐二〇〇六年;ダンプ街道 じん肺―交通公害 千葉県君津市 一九八二‐一九九四年 ほか)
第2章 自然破壊(白神山地が世界遺産に登録 ブナ原生林の伐採―秋田県山本郡藤里町 一九八三・二〇〇六年;蘇るか諏訪の湖 廃水廃液被害―長野県諏訪市、下諏訪町、岡谷市 一九七六‐一九八五年 ほか)
第3章 開発という破壊(東京湾の臨海開発 海の埋め立て、巨大ビル、高層マンション、高速道路―東京都、千葉県 一九八六‐二〇〇七年;ゴルフ場列島とバブル経済宝壊 農薬散布、除草剤、森林伐採―群馬県沼田市白沢町 一九九〇年 ほか)
第4章 原発安全神話(東海村JCO臨界事故 放射線災害―茨城県那珂郡東海村 一九九九‐二〇〇六年;被曝労働者の存在 原発下請け労働者―一九七三‐二〇〇六年 ほか)
第5章 労働者災害(北海道じん肺訴訟 じん肺―北海道内 一九八〇‐一九九二年;別子銅山振動病・じん肺 行政と企業の無責任―愛媛県新居浜市別子 一九八四年 ほか)

著者等紹介

樋口健二[ヒグチケンジ]
写真家。1937年長野県富士見町生まれ。1960年代から四日市公害を皮切りに、高度成長のかげで苦しむ人々の姿を一貫して追いつづける。1974年、国連主催世界環境写真コンテスト・プロ部門で『四日市』が入賞。1995年、イギリスのチャンネル4がリポーターに起用。『日本の原発ジプシー』を追うテレビドキュメンタリー番組を制作・放映。2001年、刻廃絶NGO『ワールド・ウラニウム・ヒアリング』(本部・ドイツ)創設の『核のない未来賞』の教育部門賞を日本人として初受賞。現在、日本写真芸術専門学校副校長。日本ジャーナリスト専門学校客員講師。日本写真家協会会員、世界核写真家ギルド会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

豊里友行

3
いい著書です。ドキュメンタリーの教科書的な存在です。2015/07/08

けん

0
環境問題は他人事のように思っておりあまり興味を持ってこなかった。 しかしこの本を読み環境問題に苦しむ大勢の人達の生々しい実態を目の当たりにし、非常に恥ずかしくなった。2019/04/22

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