内容説明
堆積された歳月とさまざまな人物との交流、人生の哀歓と陰影が情趣豊かに臨場感いっぱいに再現。冬でも外出時にはパンティをはかせずひとときも奥さんと離れようとしない夫、自分では妊娠したくないと言ってもらい子のあっせんを願い出た女性、原爆に遭った市民の往診など、医師ならではの豊富な実体験に裏付けられたエピソードなど、多種多様なモチーフに彩られた珠玉の作品集。
目次
第１章 忘れられない患者達
第２章 恋する心よいつまでも
第３章 北国の少年時代
第４章 釣りの楽しさ
第５章 一寸先は闇
第６章 創作―運命の八月十五日
著者等紹介
吉尾弘［ヨシオヒロシ］
１９２４年生まれ、秋田県出身。北海道大学卒。医学博士。北海道産婦人科学会名誉会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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