アジアの中の日本軍―戦争責任と歴史学・歴史教育

笠原 十九司【著】

大月書店（1994/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 262p／高さ 20cm
• 商品コード 9784272520343
• NDC分類 210.75
• Cコード C0021

内容説明

“南京虐殺まぼろし説”の虚妄タカ派ジャーナリズムを総動員した「南京虐殺否定論」は、どのように論破されていったか。話題を集めた新資料に基づく実証研究を集大成。

目次

第１部　南京事件と歴史研究（南京大虐殺と歴史研究；南京大虐殺の全貌はなぜ報道されなかったか；世界に知られていた南京大虐殺；南京大虐殺の真相）
第２部　戦争責任とアジア（中国女性にとっての日中十五年戦争；アジアの中の日本軍；被害アジア諸国民との「和解」への道；戦争責任と歴史教育―藤岡信勝氏の「東京裁判史観批判論」を批判する）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Akio Kudo]

★★★★★ 読んでいて、あまりの残虐さに気分が悪くなる。もともとパールハーバーの前にパナイ号事件があり、米軍に攻撃していたことも驚き。軍が暴走し、コントロールを失っている時点でもうアジアの開放も何もないし、破滅しか見えない。

2017/10/23