出版社内容情報
《内容》 本書は,厚生科学研究に基づく要介護者への口腔ケア実践法をまとめたものです.紹介された「簡単・安全・省力・有効・普遍・安価・一口腔単位」の口腔ケア実践法は,要介護者はもちろん介護職・看護職の人にも福音!
《目次》
【実践編】 ◆口腔ケアシステムの実践 口腔ケアシステムの実際例 ADLのレベル別口腔ケアシステムの実践 歯科医師,歯科衛生士と口腔ケアシステム 【基礎編】 ◆口腔ケアはなぜ行わなくてはならないの? 1.加速する高齢社会と要介護高齢者数 2.要介護高齢者の口腔の現状 3.口腔と全身疾患 4.口腔ケアの必要性 5.機能回復をめざす口腔ケア 6.口腔ケアの効果 ◆口腔ケアをとり巻く社会的現状と問題点 1.要介護高齢者の口腔自立度 2.口腔ケアの社会的普及状況 3.口腔ケアが普及しない原因 4.介護保険における口腔ケアの位置づけ 5.介護者・看護師の口腔ケアの認識と現状 6.在宅介護者の口腔ケアの認識 ◆高齢者の口のなかの特徴と問題点,口腔機能と摂食・嚥下機能を考えましょう 1.残っている歯の数とその状態 2.歯以外の特徴 3.摂食・嚥下機能 ◆口腔ケアを行うために必要な基礎知識 1.全身状態の確認 2.口腔内の状態の把握 3.口腔ケアを行うときの体位 4.口腔ケア実施上の心理的な注意事項 5.口腔ケアを実践するときのその他の注意点 6.口腔ケアの後処理 7.口腔ケア用品 ◆口腔噎ケアシステムとともに知っておきたいその他の事項 1.補助的清掃方法 2.入れ歯の清掃方法と管理法 3.摂食・嚥下障害 4.舌苔付着状況と口臭 ◆歯科医師・歯科衛生士が行う専門的口腔ケアとはどんなもの? 1.“専門的口腔ケア”と“普及型口腔ケア”の関係 2.予防,治療,リハビリテーション含む広義の口腔ケア 3.専門的口腔ケアの定義 4.専門的口腔ケアではなにをする? 5.専門的口腔ケアの効果 ◆コラム ・口腔ケア支援機器 ・口腔ケアシステムによる口唇機能の向上について ・特別養護老人ホームにおける口腔ケアシステムの評価