内容説明
「ここでいう『本好き』というのは、専門分野の標準的な本とか、古典的な名著とされるものとかを書棚に並べるのでなく、雑書といわれるものにも生き生きとした興味を持っている人間という意味である」と語る渡部氏と、「古書の探索に寄せる熱意、半生をかけたのめりこみの気持だけは共通するので、おのずから好尚の気が互いに反応する」と述懐する谷沢氏が、打てば響くように語り合った至福の読書談義。
目次
第1部 読書連弾(少年時代の読書;古本とのつきあい;百科事典の効用;アングラ出版の核心 ほか)
第2部 読書有朋(この人のこの1冊―新「青年に読ましたき本」;知識人の栄光と悲惨;時代に聴診器をあてる;本の世界の巨人たち ほか)