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内容説明
“もののけ通信”て知ってますか?森のなかで起きた事件を知らせる、もののけたちの新聞です。美しい自然のなかで起きたこと、それらはすべて木木や水、森の土や落ち葉がおぼえているのです。この本は、塚森の大トトロがサツキとメイのことを思い出して綴った“もののけ通信”の記事の切り抜きです。もののけたちの写真は、清浄な空気のなかに写しこまれた、自然のポートレートなのです。“もののけ通信”は、美しい自然がなくならないかぎり、いつまでも、いつまでも発行されます。自然のカメラがとらえる、もののけたちの姿とともに…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
106
35冊目『もののけ通信』(山岡有子 編、1988年10月、徳間書店) 宮崎駿監督作品『となりのトトロ』(1988)のフィルムブック。映画本編のフィルムを切り抜き、そこにトトロが綴ったという体の文章が添えられている。トトロによって作られた新聞、というのが本書のコンセプトなのだが、流石にそれは無理があると思う。あのトトロが新聞なんか作るか…?後書きとして掲載されている水木しげる先生の寄稿文は大いに読む価値あり。 「わたしたちは まだ ここにいます 運がよければ お会いできるかも しれません」2023/04/21
吉田あや
41
トトロの中の印象深いシーンをダイジェストで追いながら楽しめるもののけ通信。フィルムコミックスよりもカットが大きくじっくりと見ることができるのもうれしい。はじまりは強く吹き過ぎていく空気の玉としか感じなかったサツキとネコバスの出逢い。大楠の中で眠るトトロを包む神秘的な緑の光。夜の闇の中、月明かりに導かれるようにお引越ししていくススワタリ。夜の色、草と光。夢だけど夢じゃない、「となり」のトトロ。2014/08/23
退院した雨巫女。
18
《書店》トトロの話が、アニメとイラストの文庫。巻末の水木先生のコメント最高。2012/02/24
シュエパイ
12
こんなお化けなら、私も道で出会いたい。傘を差し出して、一緒に雨だれの音を楽しみたいなぁ♪この本を読み終えてしばらく、もしも生まれ変わるなら、大トトロと、猫バスと、どちらになりたいかなー、ってぼんやり考えてました。猫バスが、いいなぁ。電線の上も、巨大などんぐりの木もそれよりはるかに高い高層ビルの上だってへっちゃらで、日本中を駆け巡って。そうして、時々、お母さんを捜す迷子をのせていってあげるのです。うん、私は、猫バスになりたいなぁ。2014/07/28
ばちゃ
6
トトロの世界を楽しむことができる一冊。とても可愛らしい。水木しげるさんのあとがき?も興味深く読みました。2018/03/11
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