徳間文庫<br> 別府三億円保険金殺人事件

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徳間文庫
別府三億円保険金殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784195991664
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

妻子とともに自動車ごと海へ転落、一人、奇跡的に助かった男・荒木虎美。事故の直前、虎美を受取人とした3億円の生命保険が妻子にかけられていたという。世間の予想どおり、検察は疑惑を追及し、やがて虎美を逮捕、ハンドル操作の過失を装い車を海中に突入させたとして殺人罪で起訴した。だが、虎美は無罪を確信していたふしがある。何故か?クライム・ノベルの鬼才が描く法廷ドキュメント巨篇。

目次

第1章 控訴審初公判―’81年5月21日
第2章 結婚のいきさつ
第3章 保険加入の状況
第4章 転落実験フィルム
第5章 「虎美運転」証人
第6章 「犯行計画」証人
第7章 3人を呑んだ海
第8章 刑事課長の証言
第9章 攻防ケネディ事件
第10章 荒木虎美の主張
第11章 文書発信の禁止
第12章 刑務所看守の証言
第13章 「ハンマーで割った」
第14章 鑑定をめぐる論戦
第15章 「堀内鑑定」の登場
第16章 被告人への尋問
第17章 9・4福岡高裁判決

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naomi Araki

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1974年に別府の港で起きた保険金殺人事件。容疑者だった荒木虎美が「3時のあなた」に出演したことが印象的で、あの荒木の顔は忘れられない。さて、この佐木さんの本は半分以上が法廷でのやり取りの記録で、荒木の腹立たしい言い分にイライラし、読み進むのが困難だったが、我慢して読むと、最終章からむすびにかけて、考えさせられる部分がたくさんある。あまりにお粗末な再現実験、信頼性の低い証人達、「運転手が誰だったか?」に固執し過ぎて本質を失った裁判と判決。冤罪とはとても思えないが、丁寧に真相究明して欲しかった事件だ。2014/08/23

kaikoma

0
昭和史に残る難しい事件の一つだと思います。容疑者がメディアを使う劇場型犯罪を思わせる事件です。個人的には犯罪捜査の稚拙さと対処のマズさが気になりますが、それは素人考えなのでしょうね。それにしても当時のこの金額、今なら幾らなのでしょうか。2017/07/31

mkt

0
後半ちゃんと読んでません。有罪無罪別にして、この被告人なんかキライ、いやめっちゃキライ‼2018/07/22

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