内容説明
日本で初めてチューニングをビジネスとし、モータースポーツの世界で数々の名場面を創ってきた男。何度も挫折を繰り返しながら不死鳥のように蘇り、数々の栄冠を手にしてきた男。―ポップ吉村は生きながらにして、すでに“伝説の人”である。本書では、これまでほとんど語られることがなかった人間・ポップ吉村の知られざる側面、不遇時代の凄絶な戦いが初めて実娘・森脇南海子によって明らかにされる。
目次
プロローグ 8時間耐久・ポップ吉村の戦い
1 予科練から始まった戦争人生
2 敗戦後のどん底生活から這い上がる
3 九州から東京に乗り込む
4 裏切りから始まったアメリカ進出
5 たった一人の太平洋戦争
6 エンジンの鼓動を聞け!
7 スーパーマシンにゴールはない
エピローグ エンジンから育った“子供”たち