文春新書<br> 拉致と核と餓死の国 北朝鮮

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文春新書
拉致と核と餓死の国 北朝鮮

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603060
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0222

内容説明

罪なき他国民を拉致し、三百万もの自国民を餓死させた独裁者、金正日。彼はなぜ、超大国アメリカを敵に回してまで核開発に固執するのか―危機を演出して国内の惨状から民衆の目をそらし、瀬戸際の恫喝で日米韓を手玉にとるその政治手法を暴いた上で、日朝首脳会談・平壌宣言以降の動向を分析、安易に北と妥協することに警鐘を鳴らす。少年時代から朝鮮の人々と友情を育み、日朝両国の将来を真剣に思うからこそ発することができるメッセージ。

目次

第1章 わが青春の北朝鮮(遠い思い出;朝鮮戦争のころ;大阪 ほか)
第2章 策謀渦巻く日朝交渉(春はめぐりくるか?;修羅場の五日間;「朝日」に変化のきざし? ほか)
第3章 仮説・金正日による三百五十万餓死殺人(大転換の一九八八年;チャウシェスク夫妻処刑のショック;生き残りの手段としての核 ほか)

著者等紹介

萩原遼[ハギワラリョウ]
1937年高知県生まれ。大阪外国語大学朝鮮語科卒業後、「赤旗」記者となり、72年から73年まで平壌特派員を務める。89年からフリーランス。99年、『北朝鮮に消えた友と私の物語』(文春文庫)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
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