工作艦間宮の戦争―新・航空宇宙軍史

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工作艦間宮の戦争―新・航空宇宙軍史

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152097705
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『コロンビア・ゼロ』に続く「新・航空宇宙軍史」シリーズの第2弾。SFマガジン掲載の「スティクニー備蓄基地」「イカロス軌道」「航空宇宙軍戦略爆撃隊」「亡霊艦隊」「ペルソナの影」の5篇に書き下ろしの「工作艦間宮の戦争」を加える。

谷 甲州[タニ コウシュウ]
著・文・その他

内容説明

第二次外惑星動乱、勃発―。地球軌道上のコロンビア・ゼロ軍港への奇襲で始まったこの動乱は、航空宇宙軍と外惑星連合軍、双方の人的資源や戦闘艦艇を食いつぶす消耗戦に移行していった。いつ終わるともわからない戦争が、組織の在り方、そしてそこに属する人の心をも歪めていく…。書き下ろしの表題作「工作艦間宮の戦争」をはじめ、航空宇宙軍の特務艦イカロス42をめぐる両陣営の熾烈な情報戦を主軸にした全六篇を収録。日本SF大賞受賞作『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』に続く、待望の新シリーズ第二弾。

著者等紹介

谷甲州[タニコウシュウ]
1951年兵庫県伊丹市生まれ。大阪工業大学土木工学科を卒業後、建設会社に勤務。退社後は、青年海外協力隊(ネパール)に参加しつつ、1979年“奇想天外”誌にてデビュー。以来、数多くのSF・冒険小説を発表している。22年ぶりの新シリーズ開幕となった『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』で第36回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるを

54
⭐️⭐️☆☆☆。ファン待望の新シリーズの二作目。だけど、今回俺には難しかった。「コロンビア・ゼロ」が面白かっただけにとても残念だった。つまらないのではなく、難しかった。感想どころかあらすじも解らない話さえあった。たぶん、ストーリーとしては全部繋がってるのかなとはうっすらボンヤリ推測出来る。唯一「航空宇宙軍戦略爆撃隊」と「工作艦間宮の戦争」は繋がっていると分かったが、正直そんなにカタルシスも感じなかった。残念。2018/06/01

kochi

17
外惑星連合軍側の奇襲攻撃により甚大な被害を被った航空宇宙軍は、深宇宙探査船「イカロス」を使った戦略爆撃で、劣勢を挽回しようとするが… 谷甲州の魅力はなかなか伝えづらいのだけど、あえて事例で説明しようとすると、「支店員の私は得意先の部長の接待のため、日本酒好きとの噂から割烹を予約したけど、庶務の子の同期情報だと、ワイン派だと言うことで、イタ飯に変えたら、中華一筋の当社専務も来ることになり、困った、コマッタ、みたいな、現実的な話^_^」これでは、伝わりませんね、すいません。2018/06/11

Mc6ρ助

10
『なかば逃げ腰になって、退避軌道を設定しようとした。その矢先に、視線を感じた。チャベス艦長だった。逃げる気は、なさそうだ。自陣に入りこんできた敵艦に、きつい御仕置きをするつもりらしい。(p81)』こういうところはいつもの航空宇宙軍史なんだけど、どこか、目的を見失って戦争が続いているように見えるのは、気のせい?次回作の進展に期待。2018/08/15

りょうけん

6
最近のはこういうのをハードSFと云うのか!? 2018/09/29

へ~ジック

6
人類が経験する2回目の宇宙戦争である第二次動乱を戦う船乗りの様を描く短編集。前作「コロンビア・ゼロ」に比べると背景説明などにページを取られて読みにくくなっている印象です。大好きだったノリが復活したのは書き下ろしの表題作でした。谷先生は宇宙基地や宇宙船を舞台にした軽いホラーがうまいと思います。2018/05/20

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