虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか

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虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152083418
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

内容説明

『利己的な遺伝子』で科学界を震撼させたドーキンスは本書において、彼のホームグラウンドである生物学・進化学から脳科学・ゲノムサイエンス・認知心理学、はては物理学・宇宙論を縦横に援用し、科学がはらむ“センス・オブ・ワンダー”をさまざまな側面から解剖する。そこに浮かびあがるのは、ヒトとは何か、どのようにして生まれたか、という最終的な問いへの答であった…天才ドーキンスにしか書き得なかった究極の科学啓蒙書、待望の邦訳。

目次

日常性に埋没した感性
客間にさまよいいった場違いな人間
星の世界のバーコード
空気の中のバーコード
法の世界のバーコード
夢のような空想にひたすら心を奪われ
神秘の解体
ロマンに満ちた巨大な空虚
利己的な協力者
遺伝子版死者の書
世界の再構成
脳の中の風船

著者等紹介

ドーキンス,リチャード[Dawkins,Richard]
1941年、ナイロビ生まれ。オックスフォード大学にてノーベル賞学者ニコ・ティンバーゲンのもとで学ぶ。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経てオックスフォード大学レクチャラー。動物行動研究グループのリーダーの一人として活躍。1995年にはオックスフォード大学に設置された“科学的精神普及のための寄付講座”の初代教授に就任した。現在、スティーヴン・ジェイ・グールドと並び、欧米では最も人気の高い生物学者である。著書に『利己的な遺伝子』『延長された表現型』『ブラインド・ウォッチメイカー』(早川書房刊)『遺伝子の川』など

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。京都大学助教授(分子生物学)。訳書に『マリス博士の奇想天外な人生』(早川書房刊)『ヒューマン・ボディ・ショップ―臓器売買と生命操作の裏側』『七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末』
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

83
図書館本。 虹の解体…。太陽光をプリズムで解体して光の波長を調べるアレのこと。光に限らず宇宙、天体、生物の不思議と理系ネタの総集編の内容でした。小学生の時に〇年の科学という子ども向け雑誌に夢中になったり野鳥や植物の観察にのめりこんだ記憶がよみがえります。 さえずりで異性の野鳥を発情させる小鳥さんの話は興味深い。鳥の場合モテる個体とモテない個体がいるそうなのでさえずりがその辺影響しているのかも?さえずりではないですがとある漫画さんとこでは桜文鳥がモテなかったとか?生物の世界は複雑怪奇!2019/09/30

えか

37
似非科学を糾弾しながらも、多方面に渡る最新科学の話題を交え、縦横無尽に話を展開するドーキンスの手腕は、まるで、アシモフの科学エッセイを読んでいるかのようである。ただ、アシモフでは、ズバッとキメる、科学トピックの寄り道の部分が(それは即ち面白い部分でもあるのだが)ドーキンスでは、決まらない。クドすぎる文章に廻り道が更にくねくね道になっているからだ。だから、せっかく批判した筈のオカルトの雰囲気に、自身のミーム論が相似してしまったり、グールドへのネチネチした批判ばかりが目立ってしまい、損をしている。2023/10/24

吉野ヶ里

21
身にはつかなかったが良い感じの本だった。比喩に酔ってると類比が成立しないわけわからんこと言い出すから気をつけよう。人間の脳のスケールは、世界の大きさを誤って実感しているので、時代に合わせて感覚を調整すべき。偶然である確率はどの程度か。ひどく珍しいことがたまたま「私」に起こることもある。遺伝子は個々に利己的に生き残ろうとする。環境に合わせて淘汰が繰り返される。適応において個々の遺伝子が協力的であることもある。利己的な目的からの協力。2016/05/31

赤い熊熊

19
科学が無味乾燥だとか情緒がないとかいう難癖は、科学は面倒くさいから学ばない、自分が学ばないモノに価値なんかあるはず無いという半ば負け惜しみのようなものだと思ってるのですが、その負け惜しみが世論の後ろ盾を得てしまうことがあるあたり、非常に危ない。ドーキンスは本書の前半から中盤で、自分が分からないから科学に噛み付く人々やオカルト、疑似科学の類いに果敢に挑んでいます。アブラハム教と戦ってきた実績がある欧米に比べ、比較的科学が馴染みやすかった日本故の疑似科学に対する脆弱性があるように思います。2016/07/20

CCC

14
虹の仕組みの話が中心になるかと思いきやそうではなく、タイトルの焦点もニュートンが虹を要素に解体して幻想を取り去ったという部分にあった。話は幻想が解体されたことを嘆くロマン主義に対して科学的なロマンを説く、といった具合で、詩的な言葉と科学との対立やその逆(詩的な言葉の科学への寄与)が語られる。専門性の高い議論は抑えめで、世事に対しての所見めいた話が多い。英米の文化事情が見えるという点で面白かった。司法界隈の科学・確率的思考への忌諱、SFへの言及、グールドに対する論駁などが個人的には読みどころだった。2022/04/06

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