内容説明
地上に降り、歴史に印された悪竜ジラフの足跡を追う熾天使セラフィ―シーザーの介入により戦火に包まれるアレクサンドリア。風雲急を告げる国際情勢下に中央アジアの自動車横断に挑むシトロエン探険隊。王の死の疑惑に覆われ、血塗られた惨劇を待ち受けるデンマークのエルシノア城。そして16世紀末、グローブ座での悲劇の想を練るシェイクスピアのロンドン―時空を越える果てしない追跡行は、やがて追うもの追われるものの双方にとって思いがけないかたちに変容していくのだった…。豊かなイマジネーションと流麗な文章で描く力作長篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
merein
2
昔、出てすぐ読んだ。ミレニアムを創生するための鬼ごっこ。
織田秋葉
2
・・・ぽかーん。 ラスト、完璧にぶっちぎられました。置いてきぼりです。 え、あれ??これ、何がどうなったの???という感じ(苦笑)。 途中までは、あちこち飛ぶ時代と場面も面白かったのですが…。 いきなり上巻から続くハムレットと微妙につながり、当初のセラフィが下天した目的に戻ってきた!と思ったのもつかの間、何と実はハンターこそがハンティングされる側でした、って・・・あり? 唯一の収穫は、読んだはずの「ハムレット」ほぼすっかり忘れているということに気づけたということくらいでしょうか。読み返さねば。2011/11/09
k16
1
20160311読了。 少女漫画的と思ってしまうのは萩尾望都の挿絵のせいだと思いたい。2016/03/11
a43
1
ふーう。2013/07/07
Fossa
1
きたー、ポエムきたー。もう読むことはないな……。2009/11/26