感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aster
64
とりあえず表題作のみ読んだ。古臭い所はあるけれど不意に感動してしまった。死ぬと分かった人は何にせよ、自分の中で頭に浮かんだあらゆることを言語化して理性と闘わなければならないのだろう。哀しい。方程式と人間は重くも軽くも釣り合わない。2020/09/23
スター
51
SF短編集。個人的に良かったのは、以下の作品。 『接触汚染』未知の惑星に到着した地球人の探査船。が、そこは無人ではなく、長身で筋骨逞しい地球人そっくりの男が住んでいた。その後の意外な展開に驚く。 『過去へ来た男』10世紀のアイスランドが舞台。突然現れた謎の男との出会いを描いた作品。 『冷たい方程式』宇宙船に乗り込んだ密航者がいた。この密航者を排除しなければ、宇宙船は目的地に着けない。その後の顛末を描いた作品。2021/12/04
GaGa
28
古本屋で購入し、久しぶりの再読。アンソロジィだが表題作はSF史でも不朽の名作。初めて読んだ時は脳裏に稲妻が過った。この作品のパロディをどれほど読んだことか、中でも石原藤夫の「解けない方程式」は最高傑作。個人的には筒井康隆の「たぬきの方程式」も好き。これらを集めたアンソロジィが出てくれると嬉しいのだが。2010/09/19
亮人
21
新旧『冷たい方程式』読み比べを開催。結果を言うと、旧版のほうが圧倒的にSFのベスト集で好き。白眉は「大いなる祖先」。人類に対してシニカルな視点で風刺の効いたオチは切れ味がよくて、大好き。「接触汚染」も、バイオハザード的パニックものでありながら、最後に人の容姿とアイデンティティを問う、極めて現代的なテーマ性で良い。「過去へ来た男」は、SF的ネタは取り立てて優れているわけではないが、10世紀のアイスランドへタイムスリップという珍しさに高評価。ほかの短篇も、捨て作品が無い。さすが「SFマガジン・ベスト」だ!!2013/10/03
小太郎
15
書庫大整理中で発見!読んでるはずなんだけどほとんど忘れていて再読とは言えないかも(笑)表題作「冷たい方程式」だけは薄っすらと覚えていました。他の6作品はとても新鮮に読めました。しみじみ昔のSFに浸って読了骨太で良い作品が多い。ただ字が小さくて読み辛い、昔の文庫ってこんなに字が小さかったのか~と変な感心をしてしまいました。古い書庫整理は驚愕の日々です。2018/04/18
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