出版社内容情報
5つの問いから世界を見通す。
哲学はいま何を問うているのか? 現代の哲学における最もホットな5つのテーマーー正義論、承認論、自然主義、心脳問題、新実在論の大きな議論の流れを、それぞれのテーマが浮上してきた歴史的・社会的背景とともに解説。ロールズ、サンデルの正義論はいかなるインパクトがあったのか? ウィトゲンシュタインやディヴィッドソンの功績とは? マルクス・ガブリエルの新しい実在論はなぜ注目されるのか? 5つのテーマの核心を切り出し、哲学者がいま何に関心を持っているかを提示することで、読者の古くなった「哲学マップ」を塗り替える、21世紀の新しい哲学の見取り図。
内容説明
現代哲学―主として二〇世紀後半以後の哲学には、どこにどういう問いがあり、誰によって何が議論されているのか?本書は現代哲学における最もホットな5つのテーマ―正義論・承認論・自然主義・心の哲学・新しい実在論の議論を整理し、そのエッセンスを解説。ロールズ、サンデルからサール、デネット、マルクス・ガブリエルまで。変貌する哲学の見取り図を示す、本格的哲学入門。
目次
第1章 正義論―公正な社会はいかにして根拠づけられるか?(ロールズの『正義論』は何が画期的だったのか;戦後リベラルからの期待 ほか)
第2章 承認論―我々はどのように「他者」と認め合えるか?(「承認」をめぐる問題;主体の条件としての承認 ほか)
第3章 自然主義―自由意志は幻想にすぎないのか?(人間の行動に固有の法則はあるか;人間固有の意志や行為の選択原理をどう明らかにするか? ほか)
第4章 心の哲学―「心」はどこまで説明可能か?(「心の哲学」とは何か?;物理主義の元祖としてのラッセル ほか)
第5章 新しい実在論―存在することをなぜ問い直すのか?(「ポストモダン」以後の実在論;カント以来の「相関主義」の克服 ほか)
各章のテーマをもう少しだけ掘り下げて学ぶためのブックガイド
著者等紹介
仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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