内容説明
現代日本の原点には、どんな決断のドラマがあったのか。戦後50年の日本の自画像を描くドキュメンタリー・シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
根室
1
現場の人の言葉が多くて生々しい。双方の立場から公平に取材している。当時を知れる良い本。階級闘争を続けた末に職員側を敵に回し、組合員の生活を考えない無期限ストを行った三池労組。もし警察が仮処分執行を行って流血の惨事になったとき、世論はどう反応したのかが気になった。 本の後ろ半分は富士と八幡が合併するのを公取委が止めようとする話。委員会側が合併に対してどういう意志を持っているのかはっきりしなかった。後記に経済成長の絶頂期に企業中心社会と消費者中心社会の選択がどうのと書いてあった。民主党の政権獲得を思い出した2011/08/11