出版社内容情報
身近な野生動物――ネズミ.生物地理学の視点で始まったその研究は,日本からやがてアジア大陸へ,そしてヨーロッパへと広がっていった.ネズミの分類学的研究の集大成として,さらに自然史研究のひとつのモデルとして,野生動物に関心をもつすべての人たちへ贈るモノグラフ!
内容説明
研究対象であるネズミ類に主眼をおいた自然史(誌)研究。あまり注目されることのない日本の「野ねずみ」の各種が実際にどのような姿であるのかを、東アジアのネズミ類との関係から考えた。
目次
第1章 ネズミ研究への出発
第2章 分類と分布
第3章 日本のネズミ類1―分類
第4章 日本のネズミ類2―分布
第5章 生物地理学からの視点
第6章 東アジアのネズミ類
第7章 ヨーロッパのネズミ類
第8章 ネズミ研究への提言
著者等紹介
金子之史[カネコユキブミ]
1944年千葉県に生まれる。1967年京都大学理学部動物学科卒業。1972年京都大学大学院理学研究科博士課程単位修得退学。1993年日本生物地理学会賞受賞。香川大学教育学部教授(1996‐2002年香川大学教育学部附属坂出小学校長・附属幼稚園長を兼務)、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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