出版社内容情報
複数政府間の財源管理を考察する枠組としての財政調整制度の一般形態を,行政制度とその運営の実務的・行政的技術に焦点をあて,析出する.行政学的観点から行政制度を内在的に理解することを通して,その複雑なメカニズムを解明.日本の地方交付税研究にも一石を投じる先駆的業績.
内容説明
本書で目的とする一般形態に適合するように、財政調整制度の概念を設定。財政調整制度をプログラムと環境に分解し、その基本的な仕組を静態的に記述。以上のような仕組を前提に、動態的な運用状況を、主として事業運営と調達運営に分解して把握。このようにして、財政調整制度の一般形態が析出され、あるいは、地方交付税制度が唯一・絶対の財政調整制度でないことが明らかになることを目的とする。
目次
第1章 財政調整制度の概念
第2章 財政調整制度の仕組(財政調整プログラムの編制;財政調整プログラムの環境)
第3章 財政調整制度の運営(運用;事業運営;調達運営)
-
- 和書
- 刑法総論 (補訂版)