出版社内容情報
中世の日本において,「法」はなぜ「法」でありえたのだろうか.言説と観念を媒介に力を振るう,構造としての権力=「公方」の出現を,緻密な史料読解があざやかに描き出す.「法」の存在様態と機能の変容を軸に,日本中世社会像を読みかえ中世国家の淵源を問う,「国制史」研究の新展開.
目次
序章 本書の課題と視点
第1章 中世「裁判」の「理念」をめぐって
第2章 中世社会の構造変化
第3章 中世後期の「法」認識
終章 日本中世法の変容
中世の日本において,「法」はなぜ「法」でありえたのだろうか.言説と観念を媒介に力を振るう,構造としての権力=「公方」の出現を,緻密な史料読解があざやかに描き出す.「法」の存在様態と機能の変容を軸に,日本中世社会像を読みかえ中世国家の淵源を問う,「国制史」研究の新展開.
序章 本書の課題と視点
第1章 中世「裁判」の「理念」をめぐって
第2章 中世社会の構造変化
第3章 中世後期の「法」認識
終章 日本中世法の変容