出版社内容情報
ゴシック式の安田講堂,樹木の四季の彩り,大名屋敷の記憶,博士たちの肖像――巨大なランドマークから,見落としそうな愛らしい細部まで,構内の名建築・環境・歴史を読み解きながら,日本近代の知の歴史が折り重なった魅力的な空間へといざなうガイドブック.美しい写真をオールカラーで多数収録.
内容説明
東京大学を歩こう。近代日本の知の歴史が折り重なった魅力的な空間へといざなうガイドブック。
目次
1 赤門・医学部
2 博物館・懐徳館
3 正門・安田講堂
4 図書館・史料編纂所
5 三四郎池・御殿下
6 工学部
7 農学部
8 附属病院
著者等紹介
木下直之[キノシタナオユキ]
1954年浜松に生まれる。1981年東京芸術大学大学院中退。東京大学大学院人文社会系研究科教授
岸田省吾[キシダショウゴ]
1951年東京に生まれる。1975年東京大学工学部建築学科卒業。建築家、東京大学大学院工学系研究科助教授、工学博士。主な作品に東京大学工学部2号館改修(2000年)、東京大学総合研究博物館小石川分館(2001年)、武田先端知ビル(2004年)、東京大学柏図書館(2004年)
大場秀章[オオバヒデアキ]
1943年東京に生まれる。1969年東京農業大学農学部卒業。東京大学総合研究博物館教授、理学博士
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月と星
2
★★★真面目な歴史の授業みたい。2018/10/15
三色かじ香
2
せっかく本郷キャンパスの近くに住んでいるのだから、隅々まで散歩したくなりました。建物の壁のちがい、区画による植栽のちがい、銅像の台座のちがい、今まで意識したことなかった観点に気づきました。震災以前のキャンパスの写真をもっと見たいです。2018/03/19
Meroe
2
本郷キャンパスは一種の観光地としても成立しているが、この本はそういうミーハーな雰囲気はほとんどなく、かなり硬派というか地味で、建築と植物とその他いろいろを歴史的にたどるという内容。建物のいかめしさに明治時代からそのままかのように思い込んでしまいそうだが、現在のキャンパスは関東大震災を期に一新されたもの。2013/04/22
saidaskiing
2
東京大学の施設や銅像などについて詳しい解説.印象的だったことを以下に留意.加賀藩の上屋敷跡に建てられた東京大学.赤門は加賀藩屋敷の門であることは有名であるが,関東大震災の復興に前田家は寄付をし大学を支えた.石川県民として誇らしい気持ちになれた.2010/10/22
スマ
0
歩きながらなんとなく浮かんだけどほっといた疑問とかが解決する、かゆいところに手が届くって感じの本。知ってて見るのはまた違う。しかし10年近く経つからずいぶんキャンパスも変化してるけどね2014/11/07